2024-10-04 11月のインドネシア研究会での発表の原稿、「先行と階層」を大改訂することを決心した ---すでに登録した題名はどうしよう・・・アワアワ

食事、コンピューター、インドネシアについてのひとり言。 ときどき人類学なども。

[2024-10-04] 11月のインドネシア研究会での発表の原稿、「先行と階層」を大改訂することを決心した —すでに登録した題名はどうしよう・・・アワアワ

2024-11-16 に開催される KAPAL(インドネシア研究懇話会)の 研究大会で発表する原稿を作成している。 もともとは、 2016年7月にジャカルタのインドネシア大学で開催された ジム・フォックスの業績を記念する大会で発表した “Between Precedence and Hierarchy” を翻訳して発表する予定だった。

そこではジムの業績の1つ、 「先行」(“Precedence”) をとりあげた。 それを (ルイ・デュモンの)「階層」(“hierarchy”) と対比したのは、 (ジムのもと学生の一人)グレッグ・アチアイオリである。 ぼくは 1992年の本 『交換の民族誌』で、 「属性的分類」と 「関係的分類」という二つの分析概念を提出したことがある。 2016年の発表ではこの四つ (先行、階層、属性的、関係的分類)を使いながら、 フローレス島のエンデの民族誌を整理する、という作業をした。

これはこれで「記念論文集 (Festschrift)」向けの書き方でよかったと 思う。

さて、 その発表を KAPAL 用に翻訳しているうちに、 2016年版の筋は必要以上に複雑だ・・・ということに気がついた。

というわけで、 ここ数日、「先行」・「階層」を KAPAL 発表の議論から削除する作業をしていた。

ところが、 削除してしまうと、それはそれで不自然な議論の運びになっていることに 気がついた。

さて・・・どうしよう・・・

今日一日頭をかかえてしまった。