2020-08-18 [News] マスクのせいでビクトリア州で今年のマグパイの攻撃はひどくなるだろう

食事、コンピューター、インドネシアについてのひとり言。 ときどき人類学なども。

[2020-08-18] [The Guardian]
原題は: Magpie-swooping season could be worse in Victoria this year as face masks confuse birds

オーストラリアは一度はコロナ禍を押さえたかに 見えたのだが、 ビクトリア州(メルボルンのある州)でとつぜん感染が再開、蔓延している — いまビクトリア州は ロックダウンの状況にあり、 州境はすべて閉じている。 公共の場ではマスクの使用は強制である。

さて、閑話休題・・・マグパイという鳥 [–翻訳はカササギだと思う–]がオーストラリアにいる。 ぼくがANU[–キャンベラにある大学–]で 博論を書いていたとき、 図書館の前の木に毎年巣をかけるマグパイがいた。 こいつらのせいで図書館に行くのは必死の強行軍だった。 無防備の人間を攻撃してくるのだ。 巣をかける時期には、人はマグパイ対策を忘れてはならない。 彼らは同じ人間を何度も何度も攻撃してくる — これは怖い。 こいつら特定の個人を認識して、 執拗に攻撃してくるんじゃないかと思ってた・・・

じつは、そうなんだ・・・そうだ。

彼らは(専門家によると) 人間の個体認識をしているのだそうだ。 しらんかったわぁ。 とりわけ脅威と思われる人間には、 マグパイは執拗に何度も攻撃をしかけてくるのだという。

なんの話かというと、ビクトリア州の話だ。 間も無く巣作りの季節だ。 専門家によると、マグパイはマスクをかけた人間の 認識はできないだろうとのこと。 というわけで、彼らは、 今年は無差別に人間に攻撃をしかけてくるだろう、 ということだ。