2026-01-03 今夜もだらだらと本を読む。 ---レオポルド警部の物語がすばらしい;次はクレイグ・ライスにとりかかろう

食事、コンピューター、インドネシアについてのひとり言。 ときどき人類学なども。

[2026-01-03] 今夜もだらだらと本を読む。 —レオポルド警部の物語がすばらしい;次はクレイグ・ライスにとりかかろう

『七面鳥殺人事件』(クレイグ・ライス 2014) — マローンはでてこないけど、 ライスはライス、とても面白い。 酔っ払いの夢の中のように物語がすすんでいく。 『密室がいっぱい』(エドワード・D・ホック 2013) 。 「三重の密室」(リリアン・デ・ラ・トーレ) — 下宿にとつぜんやってきたジャマイカ美人をめぐる 同宿の男たちの恋のさやあて。 ジャマイカ美人の部屋にはペットの小人と、 家政婦がいっしょに住んでいる。 まぁまぁかな。 「不可能窃盗」(ジョン・F・スーター) — 密室をめぐる2人の友人どうしの賭。 完全な密室のなかに保管されているある古文書を 盗むことができるかどうかという賭である。 しかし、 「犯人」があらかじめ密室にいれてもらって、 「犯行」が終わるとそこから出してもらうというのは、 「密室」という名にふさわしくない設定だ。 落ちだけは面白かった — 吹き出すほどに。 この本、読了。 『人形佐七捕物帳 巻一 Kindle版』 (横溝 2015)。 「座頭の鈴」まで。 どれもとくに面白くない。 岡本綺堂の上品さのかけらもない。 平次と八(野村胡堂)のかけあいの妙もみあたらない。 あるのは「ドバッ」と吹き出る血ばっかり・・・。

The Killer Everyone Knew and Other Captain Leopold Stories’ (Edward Hoch 2000)。 ホックのシリーズものの主人公はたいてい かわった特徴をもっている。 値打ちのないものだけを取るという泥棒とか、 悪魔を追って1000年生きていると自称する男とか、 ジプシーのボスだったり、 スパイだったり、 ビリー・ザ・キッドだったのではないかと 疑われている男だとか、だ。 ところが、 レオポルドは、推理小説の主人公としては 当り前すぎる殺人課の警部(キャプテン)だ。 そして人柄は、というと、 出木杉くんみたいに特徴のない男である。 ホックは、 そんな男を主人公として 読者をひきつける話をつくるのだ。 この短編集は、 退職間近から退職後のレオポルドをあつかっている。 “The Summer of Our Discontent” は、 まさにその退職が中心とした物語だ。 誰もが、 レオポルドの後継、 「殺人課」(Department of Violent Crime) を引き継ぐのは、 レオポルドの右腕、Lieutenant Fletcher だと思っていた。 「ところが・・・」という発端だ。 ほっとする話だった。 “Leopold at Rest” はタイトル通り、 退職してるレオポルドを主人公とした物語だ。 「なんだかひねりのない物語だな」と思いながら、 読んでいたのだが、 最後に急転直下でびっくりするような結末にいたる。 これがベストかもしれない。 その他もひねりが効いた物語ばかりだ。 この本、読了。 Kindle Unlimited にまだ数冊 Edward Hoch の本があるのが うれしい。