2019-06-16 ダウンペイメントとしてのジューザ

食事、コンピューター、インドネシアについてのひとり言。 ときどき人類学なども。

[2019-06-16] ダウンペイメントとしてのジューザ

ローティーンの女の子くらいにしか着れない 細身のザヴォ (rhawo’) (絣(かすり)織りの腰巻)があった。 黄色だから、リオの村で作られたものだろう。 「ジューザ (jurha’)」と言うのだそうだ。 あらためて考えてみると、 けっこう何度か聞いたことのある言葉だ。 どうやら婚資の一部ではあるのだが、 たいていその婚資の対象である女性と その親のもとに置いてあるのを見る。 「ダウンペイメント」と呼ぶべきなのかもしれない。

この言葉は、 〈日常よく聞くけれど、いざその意味を聞いたら、 「そんな言葉はない」と言われる類のコトバ〉だと 直観した。 じっさい「『ジューザ』ってどういう意味?」って 聞いたら「そんなコトバはない」と答えられてしまった。

そのまま論文に引用できそうな夢だった。