2016-01-11 [News] (フローレス島)リウン (Riung) では土地の係争が頻発している

食事、コンピューター、インドネシアについてのひとり言。 ときどき人類学なども。

[2016-01-11] [Pos Kupang]
ンガダ県(フローレス島、エンデ県の西隣の県)の リウンでは土地の係争が頻発しているという記事だ。 警察にインタビューしているのだが、 内容がとても薄い— このタイトル以外の情報はほとんどない。 どこの村で、なにが理由で、どんな風に、などなどの 詳細がまったく書かれていない。 「わたしはここに赴任して 5ヶ月だが、すでに、 沢山の事件を処理した」— 件数くらい聞きなさい!

唯一の面白い情報は、 「警察がやることは:郡政府や村長と 相談したり、さらには Lembaga Pemangku Adat (LPA)に アプローチしたりすることだ」という箇所だ — LPA(「慣習法(アダット)機構(?)」)という 組織については始めて聞いた。

NTTTERKINI.com の ある記事 によれば、 ティモール島のクパン県に LPA が 2015年3月に設立されたという。 おそらく NGO のような組織のようだ。 政治などには関与せず、 アダット(慣習法)に関する活動だけであるという。 具体的には、 ティモール島に残っている ソナフ(sonaf —王の住居、宮廷)についての データを集めるだけだという。 この組織が作られるに際して ティモール島の王たち (Kupang, Amarasi, Fatuleu そして Amboang の王たち) の尽力があったという。

LPA は、 AMAN (Aliansi Masyarakat Adat Nusantara) とは 何らかの関係があるのかしらん。 また、LPA 同士、 たとえばクパンの LPA と マンガライの LPA の横のつながりは どのようになっているのだろうか? AMAN の下部組織のようになっているのかなぁ。