2024-03-22 [News] 「拒否しない」ゴロレレンの住人はカルヤ・アディ・ジャヤ会社がやってくるのを嬉しくおもう ---鉱山開発を受け入れる人たちもいるんだ

食事、コンピューター、インドネシアについてのひとり言。 ときどき人類学なども。

[2024-03-22] [VoxNTT]
原題は:Tidak Menolak, Warga Golo Leleng Sebut Senang Kehadiran PT Karya Adhi Jaya

ラブアンバジョ(フローレス島の西端)では オーバーツーリズムその他で、 いわゆる「近代への抵抗」とまとめることのできるような 現象が近年多く報告されている。 似たような傾向としてまとめることができるものとして、 フローレス島一帯での鉱山開発への反対運動がある

もちろん社会全体が一枚岩ではないのは 予想すべき事態だ。 先日、ツーリズム賛成、という記事を紹介したが、 これも似たような状況としてまとめることができるだろう。

ラブアンバジョのある村の長老が鉱山の開発が 村にはいることを歓迎する、という記事だ。

この状況を歓迎している主体は、 「行政村の住民」”warga desa” として表現されている。 記者が無意識にしていることなのかもしれないが、 近代への抵抗する主体はしばしば 「慣習村の住民」 “warga masyarakat adat” と 表現されていることを考えると、 面白い現象だ。