2024-05-09 [News] 自然を大切に。東フローレスのヘワの農民は祖先からの儀礼を受け継ぐ ---40年前のフローレスでは、どこもこんな感じだったのだが・・・

食事、コンピューター、インドネシアについてのひとり言。 ときどき人類学なども。

[2024-05-09] [Floresa]
原題: “Memelihara Alam, Petani Hewa di Flores Timur Lestarikan Ritual Warisan Leluhur”

農薬もつかわず、 化学肥料もつかわずに、 昔ながらの農業をしている人たちの話だ。 もちろん、儀礼も行なっている。 ぼくがフィールドワークを始めたときは、 フローレス島では、たぶん、どこもこのような状況だったろう。 もちろん一部では水田が導入されていたので、 そこでは儀礼はなかっただろうが、 基本的には焼畑では、 農耕の各段階ごとに対応する儀礼が行なわれていた。 ぼくの村でもすべての世帯が農耕儀礼をおこなっていた。 村人は、化学肥料とか農薬については存在も知らなかった。

いつか、40年間の農耕の変化についてまとめてみたい。

それはともかく、 Floresa の記事はよくできている。 たとえば、この記事では、 儀礼のチャントの言葉をちゃんと(いや、洒落じゃありません) 書き写している。