2015-05-16 [News] 719人の PNPM のファシリテーターが失業

食事、コンピューター、インドネシアについてのひとり言。 ときどき人類学なども。

[2015-05-16] [Pos Kupang] PNPM という(ぼくの村では)たいへんに 役立っている開発プログラムがある。 正式名称は Program Nasional Pemberdayaan Masyarakat Pedesaan Mandiri (PNPM-PMd) (「自立した村の人々をエンパワーするプログラム」) である。 このプログラムが2014年の立法によって 中止された。 その結果、 PNPM の Fasilitator (”facilitater”) (「プログラム運営委員」?)が失業することになり (NTT州で719人いるという)、 また、 村に投下された (本来、もう一度回収されて、 あらたなプロジェクトへと投入される筈の)資金が そのまま村に残っている、という 状況だそうだ。

なお、 PNPM の管轄は、 上の記事にでてきた (州レベルの)BPMPD だ。

ちなみに、 ティモール・レステで導入されている 村レベルの開発援助である PNDS (Programa Nasional Dezenvolvimentu Suku) は、 この PNPM をモデルにしている。 それほどよくできているプログラムなのだが、 惜しい。 後続のプログラムがあるのだろうか。