2015-08-22 アタンブアからソッエへ

食事、コンピューター、インドネシアについてのひとり言。 ときどき人類学なども。

[2015-08-22] アタンブアからソッエへ

アタンブアからアタププへ行き、 そこからすぐ側の国境、 モタアイン・イミグレーションを見学、 アタンブアに戻る。 アタンブアからインサナによって、王宮 (sonaf) を見て ケファへ行く。 ケファからオイクシとの国境の村々へ入る。 MY (OB)くんの調査を見守ることとする。 首狩りのはなしやら何やらかんやら、 楽しかった。

国境の村からノエムティへ。 かつてのポルトガルの飛び地だ。 会う約束をしていたおじいさんの家を尋ねる。 ところが、彼は、いま 村役場で土地争いの仲裁役をしている真っ最中だそうだ。 なかなか帰ってこない。 「彼の5番目の子」というおばちゃんが 話し相手になってくれる。 彼女の問わず語りの人生記が面白い— 「豪傑」です。

1時間近く待ったので、次回を期して 今回は帰ることにする。 「それでは」・・・と車に乗る。

そこへ・・・「裁判は終わったよ」という 報せがきた。 おじいさんもすぐ帰ってくる。 「待たせてすまん、すまん」・・・ ニコニコしたいい顔だ。 「カエス・メタン」(「黒い異邦人」)、 すなわちポルトガルの子孫というのがすぐ分かる 顔つきだった。

家三代にわたる伝記を、 これもまた、問わず語りでしゃべってくれる。 ウェハリの王国が出てきたり、 オエクシの「カエス・メタン」の王族の争いが出てきたり、 これはまた娘さんのとは違った意味で 波瀾万丈の物語だった。

満腹まんぷく。