食事、コンピューター、インドネシアについてのひとり言。 ときどき人類学なども。
[2025-08-13] 婚資の引き渡しがあった;夫も妻も、ズパドリ村の人間である —婚資交渉(ンバッボ)はもめに揉めて、深夜すぎても決着はつかず
きょうはマーの娘のンバッボ(婚資交渉)の日である。 夫もまたズパドリ村の住人である。 どちらからも招待がきた。
ぼくは、リヴァやハニやカニスといっしょに、 まずマーの家(嫁側の家)へ行く。 そこでお昼ご飯をごちそうになる。 ここから皆で婿側の家に行くのだ。 その出発の前に、 ハニとカニスとぼくは失礼する。
そこから、こんどは婿側の家に行くのだ。 ハニとカニスも嫁側とも、また婿側とも、 それなりの親族関係がある。 今回は、主に婿側として行動することを決めたようだ。
さてしばらくすると、 嫁側の親族が行列をなして、 贈り物(豚や寝台や米や衣服などなど)をもってやってくる。 婿側が豪勢な食事をもってかれらをもてなす。
夜中になって、やっとンバッボ(婚資交渉)がはじまる (婚資は婿側の親族が嫁側の親族に渡すものであふ)。 婿側が用意した婚資(象牙が2本、牛、などなど)は、 ぼくが見ても「まぁまぁ」の量があった。 しかし、嫁側はなかなか納得しない。
12時をすぎても、まだまだンバッボは続きそうなので、 私は一足先に帰ることにした。