インタビュー INFORDEPEアナ先生
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インタビュー
- okuda
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Ana Luisa 先生
INFORDEPE とは
http://www.infordepe.tl/
Instituto Nacional de Formação de Docentes e Profissionais da Educação
教育省管轄のポルトガル語教育機関。 主に教員養成、教員研修、教材開発を行う。
ポルトガル語教育の教材Manualを作成し、 それを各地域の学校に配布。 あまり読む習慣がない人々もいるため、 教室や図書館に置いても読んでいない可能性もある。 なので、 道端で教材を読んでいる子どもを見かけたときは非常に嬉しかったという。
Ana Luisa 先生は基本的に Ensino Secundário を担当している。 それぞれにチームを組んでいる。 Ensino Secundário の TL 教員は20代から40代のため、 インドネシア時代に教育を受けている。 1999年に全く話さなかった人が、 現在はポルトガル語 ( Portuguese) が 流暢になっていたりするので、可能性を感じている。
子どもたちの習得は早いので、問題は教員教育のほうだという。
ティモール・レステの教育の問題
第一の問題は教員の質。 教職を持っていない人が教壇に立っていることもあるなど、 人員が不足し、制度が整っていない。
第二は、子供たちへのポルトガル語教育。 特に私立と公立の差など。 たとえば理科はテトゥン語の語彙では説明が不可能。 そのため結局はポルトガル語教育を充実させないと、 科目によっては教育が困難。
INFORDEPE の人員構成
現在、ポル人は108人。 多い時には136人いたが、 ポルトガルの経済危機により減っている。 ゆくゆくはTL人にすべての教育をゆだねたい。
隣の学校への援助
INFORDEPEの隣にある 4 de setembro 学校(公立の高校) は問題を抱えた学校の一つ。
設備も教員もすべて不足している。 3000人の学生がおり、先生が104人。 Ana Luisa先生たちのグループが支援を行っている。
ティモール・レステの教育の問題
TL教育の問題の一つは、ポル語教員の確保にある。 若い人は教員にならない。 教員は月に300ドルほどの給料で、悪いところでは130ドルぐらい。 学校に支払い能力がない。 公的機関の翻訳通訳などになれば700ドルほど。 優秀な人や語学ができる人は、すぐにいなくなってしまう。 もっと年上のポルトガル時代に教育を受けたような人が 教員としている。 その人たちと、かなり若い教員たちの間の世代が抜けている。
いずれ、年配の教員がいなくなれば、たちゆかなくなる。 若い人たちは教員として働き始めても、すぐに引き抜かれていなくなるので難しい。
サイト
先生たちの活動およびManualnoPDFは以下のサイト:
- ESG Timor Leste http://www.ua.pi/
- PFICP http://.pficp-esg-estv.com/
Manualは、ポルトガル人とTL人で作成したが、 今後、TLの現実に沿ったものにするためにさらに改良していく必要がある。