神秘的な力
[[!tag Violence]] [[!tag Kultura]] [[!toc levels=2]]
英雄とならず者
しばしば植民地時代の英雄 (hero) そして ならず者 (gang) (See Violence) たちは、 神秘的な力を持っているとされる。
(東インドネシア、とりわけ エンデのあたりでの) 英雄たちのもつ力は 「傷つけられない、不死身である」 (invulnerability) である。 それは kobho と呼ばれる。
オランダで 東インドネシアの植民地記録を あさったことがある。 とりわけ「叛乱」 (インドネシア側から見れば 「英雄」 hero の行ない、となる) に注意をはらった。 その時に目立つのは 叛乱の首謀者たちが自称する invulnerability である。
ぬすっと
そして英雄のもつ力を語る仕方と 同じ仕方で、 人びとが語るのが (すくなくとも Ende において語るのが) 「盗み」theft の力なのである。
概念/言葉
次に挙げる語の概念分析をすることが、 力の概念を得るのに役にたつだろう。
興味深いのは、Dawan には 「聖性」 (le'u) と「禁忌」(nuni) の区別が あるのに、 Tetun にはそれがない (luli が両方の意味を担う)という点だ。
ファタルク (Fataluku) には manunu とい う語がある。 他の地方語はどうなっているのだろうか。
妖術師
人々はあまり喋ってくれないのだが、 witch についてもっと知りたい。