2016-01-20 [News] (ティモール島)国境での開発がさまざまな問題の解決につながるだろう

食事、コンピューター、インドネシアについてのひとり言。 ときどき人類学なども。

[2016-01-20] [Pos Kupang] NTT州国境管理局 (Badan Pengelola Perbatasan)の長の言葉である。 「開発」というのは、 道路の整備、国境のゲートでのチェックの強化、 そして住民の経済的なエンパワーメントなどである。 そして「問題」というのは、 「ねずみの道」(国境を超える非正規な道)を 使っての密輸、 とりわけ麻薬の密輸であるという。

ここで言う「国境」は、おそらく、 ティモール島を東半分(ティモール・レステ、 東ティモール共和国)と 西半分(インドネシア共和国)に分ける、 あの国境の ことを指しているのだろう。 飛び地であるオイクシ (Oecusse)の まわりの国境ではないだろう(たぶん)。

参考までに、 「国際麻薬シンジケートの通路でありながら、NTT州に は麻薬局が三つしかない」という Pos Kupang 紙の 記事 もある。 「麻薬局」と訳したのは BNNK (Badan Narkoba Nasional Kabupaten)である。 その三つのある場所は、記事によれば、 クパン県とンダオ県(ロティ島)そして ベル県 (Belu) である。 ベル県がティモール・レステとの国境にある県だが、 それは東と西を分ける国境であり、 オエクシの回りの国境(県としては TTU(ティモール中央北部県)となるではない。)では ない。